お馴染み?のシルバーモンスターマシーン(ヴィッツ1000cc)に乗って、
颯爽とラーメン屋へ向かうRB。BGMはもちろん虎舞竜。
「イヤーさすがヴィッツは速いな、もう北海道に着いちゃったよ。
さて時計台ラーメンはどこかな?ってここ世田谷やん!」などと、
思わずお寒いノリツッコミを入れてしまった不可解な看板を掲げる
喫茶店を発見
祐天寺の駅前にあるイチローラーメン。RBにピッタリのコジャレタお店だ。
ただ客はガラガラ。ものすごくやる気の感じられない低音の魅力の店員がいた。
ただし、え〜声という訳ではない。
恒例のまずは一杯のビール。31歳の永遠の少年(アル中)は、高円寺の
UKハリウッドで今日買ったばかりの1000円のハンチングを、買ったそば
から袋から取り出して被るワンパクさを見せた。満足げである。
これがイチローラーメン。濃厚なトリガラスープに背脂が入っている。
ゆず胡椒が入っていて、後口にゆずの香りとピリッとした辛さが残る。
脂の量や濃さ、麺の固さなど選べるが、例の低音の魅力の店員が、
間違えて濃い味のラーメンを持って来た。
間髪入れず続いては奥沢の有名店「スズキヤスオ」。某局のTVランキング
で1位になった店だ。店は屋台に毛の生えたような、家のガレージで
ラーメン屋をやっている感じ。こちらには寒空の中待っている人がいた。
過去幾多の修羅場(行列)をくぐり抜けてきたRBであるが、寒空の下の
行列はコタエル!しかしビニールシートで覆っただけの店内に入っても
気温は同じであった!その寒さたるや「リットン調査団」並みである。
ことさら温かかったスズキヤスオのラーメン。だがその味は先程の
イチローラーメンと酷似していた。見た目、スープ、麺、味の選び方は
元よりゆず胡椒が入っていることまで同じ。スズキとイチロー、その
相関関係についてはイヤでも考えさせられる。
総評:寒い時はラーメンが一番。という訳で2軒もハシゴしたのだが、SK884はやはり2杯目を食べ終えると虫の息であった。だが今回はチョイスも悪かった。それというのも2軒ともほぼ同じ味。イチローラーメンの方は間違って濃い味を食べたが、ただ塩辛いだけでスープを飲み干せなかった。店員にも覇気が無く、イマドキなカフェ風の店構えが、逆にミジメに感じられた。スズキヤスオは自宅のガレージに屋台を持ってきただけの造り。「作っているのは兄ちゃんのヤスオで、給仕をしてるのが弟」などというSK884情報はやはりデマカセであった。味はイチローと基本的には同じ。ただこちらの方が何か一味深く、塩梅がいいという感じ。美味しいと思った。普段ならすぐに食べ終えるSK884であったが、この時は妙にバンドのあり方だの、これからの展望など語り始め、なかなか食べ終えずにいた。苦しくて食えなかったようだ。少食野郎の面目躍如である。

イチローラーメン・・・★★
スズキ   ヤスオ・・・★★★